損せず理想の家を作る方法。コストダウンテクニックはこれ!
夢のマイホーム作りにおいては出来るだけ多くの要望を盛り込みたいものです・・・。
しかしながら、時間や予算には限りがあります。必ず要望には添えない現実にあたるものです。 そして、誰もが妥協のコストダウンを考えることになります。 その金額を落とすことに集中してしまい、いざ出来上がる夢のマイホームが不満だらけのものになってはどうしようもありません。〇○は譲れないが、○○はこれでもいい。など要望と予算の折り合いをつけ、工夫しながら楽しく、ストレスのないように 家づくりには取り組みたいものです。
コストダウンに成功する10か条!!
- 自分の要望を理解してくれる人、依頼先を見つける
- イマイチと思ったもの、嫌いなもの等は安値でも採用しない。
- 「あったらいい」という程度のものはきっぱりあきらめる。
- 後でいいものは後にまわす。
- 最初から予算に収まる見積もりを求めない
- 打ち合わせも工事も、無理に焦ったり急がない。
- 建物の安全性や耐久性、健康に関わるようなものはコストダウン「の対象にしない。
- 外壁材や屋根などの外回りは特にメンテナンス費用もあわせて考える。
- いつまでなら変更が可能か、しっかり確かめておく。
- 最初からすべてを完全に仕上げようとは思わない。
家づくりをするにあたり、大きく分けるとこのような予算がかかります。
意外に多い本体工事費以外の費用。 本体工事にかけれる費用は全コストの7割程です。この総費用の中にもコストダウンできるもの、全くどうにもならない金額のものがあります。
家づくりの中核の費用がかかる「本体工事費
ここでコストダウンしやすいのは、仕上げや設備にかかわる費用です。 内外装の仕上げの方法や、建材の選択、導入するシステムキッチン、ユニットバスの種類やグレードを変えることにより、価格は大きく変わります。 細かいところでは、フローリング、窓のサッシ、室内のドアやドアノブにいたるまで、依頼する工務店さん等によってはコストダウンが可能となります。 これに対して、建物の骨格を造る費用は削ることは出来ません。住まいの安全性や耐久性に直接影響するような建材の削減等はどこに頼んでも 行ってはくれないでしょう。ただし、建物の規模を縮小したり、建物自体の形をシンプルにすることでの、無駄な建材等については削減することも出来きコストダウンできるでしょう。
家づくりに欠かせない、「別途工事費、設計料」
ここでは別途工事費となっているが、外構工事、カーテン工事、ガスや水道の引き込み、冷暖房設備など実際はどれも必要な工事ばかりです。 ですが、この別途工事も依頼するハウスメーカーや工務店によっても本体工事費に含んでるところもあります。 ここで、コストダウンできるとすれば、各部屋にエアコンをつけるか否か、リビングの床暖房をどうするかなどで、実質、本体工事費と同じと考えたほうがよさそうです。
税金、諸費用
一つ一つの金額は大したことがなくても、積み重なると意外と多くなるこの部分の経費。 たとえば、家を建て替える場合、引越しは2回しなくてはなりません、新しい家が建つまでの仮住まいの家賃など、既にこれだけでもかなりの金額です そのほか、家を建てる前の地盤の調査費、書類等に貼る印紙代、工事期間には上棟式費用工事に伴い周辺住民へ配る粗品代、大工、職人への茶菓子などの差し入れ代、 完成してからは、家の取得税、新しい家への家具の購入などがあります。 ここで、コストダウンできるとすれば、家づくりに関わる税制優遇措置や税金の控除が期間限定で行われています。国や地方自治体の補助金制度などを積極的に利用するのがよいでしょう。
事例紹介
本体工事費 | ||||
本体工事品 | 2500万円 | |||
消費税 | 125万円 |
別途工事費 | ||||
解体費用 | 160万円 | |||
地盤調査費 | 5万円 | |||
地盤改良費 | 80万円 | |||
給水本管接続工事 | 60万円 | |||
冷暖房・空調設備工事 | 50万円 | |||
外構工事 | 100万円 |
税金 | ||||
印紙税 | 2万円 | |||
登録免許税 | 15万円 | |||
抵当権設定登記 | 4万円 | |||
固定資産税 | 10万円 | |||
不動産取得税 | 3万円 |
諸費用 | ||||
交通費・資料代 | 2万円 | |||
仮住まい・トランクルーム | 100万円 | |||
家具・カーテン費用 | 130万円 | |||
引越し費用(2回) | 50万円 | |||
上棟式費用 | 15万円 | |||
住宅ローン関係費用 | 30万円 | |||
近隣挨拶 | 1万円 | |||
工事現場差し入れ | 3万円 | |||
ゴミ処分費 | 5万円 |
合計 | |
3450万円 |
結局コストダウンしやすい依頼先は?
家づくりの依頼先は地元の工務店、ハウスメーカー、建築家(設計事務所)大きく分けて3つになります。選んだ依頼先がどこであっても、コストダウンは検討(得意、不得意はあるが)することが出来ます。 工務店とコストダウンを練るのであれば、材料や設備のグレードを下げる、というオーソドックスな対策で、ハウスメーカーと相談する場合、直接総額からの値引き交渉やハウスメーカーの行う キャンペーンなどを活用するのも手です。建築期間を短縮して必要経費を節約したいという場合もハウスメーカーが一番無理が利くでしょう。 建築家と建てる場合思い切った、設計の工夫や工法、材料の選択により、コストダウンすることも可能かも知れません。